貯金が出来ない、続かないからと焦り過ぎない
地方(秋田)で暮らすこめです。
2つの仕事を兼業している友人の口癖は「お金がヤバイ」「貯金ができない」です。
その言葉の重さと意味は人それぞれなので(そう言いながらある人も多い)人の言葉はあまり気にしないようにしています。
ただ「お金がない」ことだけに意識を向けすぎていないか、振り返る事で不安やストレスを減らす上で大切です。
低所得だからと言って不安になりすぎない
低所得とは年収は300万円以下と言われているようです。(手取りだと年収200万円~250万円)
労働人口の約4割が該当とのことですが、実際はもっと多い気がします。
そもそもこの統計調査の基準も都心部ですし、ちゃんとやっていたのかも怪しいですからね。
こんな金額じゃ生きていける訳ない!と都心に暮らしている方は思いますよね。
都心でこの年収だと家賃や物価を考慮すると、かなり厳しいでしょう。
ただ、都心で働いている友人は「同じ事をしているのに給料が倍以上」と言っているので基本給から違うんですよね…。
地方は割と低所得者が多いです。
正社員の事務員で言うと基本給11万~高くても20万(は滅多にない)の世界ですからね。
嘘だと思ったらハローワークで勤務地を秋田市で検索してみてください。
ただ、低所得でも地方ではなんとか生きていけるんです。
同居や実家であれば貯金することも可能ですし、家賃も3万くらいの物件も多い。
会社勤めをしていると、パートさんや年配の社員が農家だったりするので、お裾分けを貰えるとかですね。
私は農家さんから直接お米買い付けてるので、30kgで7,000円です。農家さんが心配になる価格です。
そんな感じで食費については抑えられる要素がかなりあります。
ですので、自分が暮らす地域によって必要経費が違います。
低所得者だからと悩むのではなく、自分の「適正額」を知っておく事が大事です。
貯金が出来ないので老後が不安?
確かに年金だけの生活で生きてけるのか等、先の事を考えると不安はつきものです。
たとえば「老後は5,000万円必要!」とか言われますが、年収が低い中でも生きている地方民は、ただ貯金していくだけではそこまで貯められないですし、不要です。
厚生年金保険料を納めているとして、額は減っても基本的に年金がなくなる事はないでしょう。
年金受給後30年生きるとして考えると年金に+1万円欲しければ360万あればいいと言う考え方をした方が、設定も楽ですね。
生活環境を大きく変えない限り、老後に普段の生活で出費がかさむ事は考え難いです。
歳を重ねると体も動きにくくなり、食も細くなります。
今以上の食費や光熱費・娯楽費になることは、普通であればありません。
ちなみに色々読んだ本の中で、お金の知識が全然なくても納得できたし、分かりやすかったのがコチラ。
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
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貯金は無意味ではない
「長生きするかわからないから貯金はしない、厚生年金も収めていない」と言う方がたまにいます。
それはその人の考えなので否定はしませんが、大きな出費や病気等を経験すると後悔したり、お金の価値に気付く場合はあります。
手遅れになる前にそう思えるかどうかもまた、人それぞれです。
貯金が必要でないと言い切る方はともかく、貯金が無意味と言うことはありません。
(銀行口座に入れたままで運用しないお金は無意味とか言う人もいますが…)
老後や何かあった時のためにある程度の預金があると言うだけで、何もないより精神的な不安なストレスは軽減されます。
貯金の始め方
お金が貯められない人は自分のお金の動きを把握していない場合が多いです。
家計簿で管理と言っても、急に始めるとなると意外とハードルが高いもの。
管理の前にまず動きを大体でもいいので抑えておきます。
- 家賃
- 光熱費
- 食費
- 通信費
- その他固定費(ローン・ガソリン代・保険料等)
固定費は必ず出て行く部分ですので最低限確保が必要です。
雑費や美容・娯楽費は洗い出して削れる部分がないか考えてみます。
そこが難しい場合は日々何にいくら使ったかを書き出して、後から削れた部分がないか考えてみてもいいですね。
手書きの家計簿以外にも今はアプリなどで管理できるようになっているので楽ですよ。
強制的に貯金がしたい方は固定費以外全て貯金に回すのも手ですが、急な出費があったり、節約生活がストレスになってしまう場合があります。
今まで貯金が出来なかった人はスタートの設定を低めにするのが続けるコツです。
1月1万円の貯金でも使わずにしっかり貯めていければ年間12万円。30年あれば360万になりますからね。
節約がストレスになっては貯金も無意味
「貯金しなきゃ」と思うと食費や娯楽費や美容費などを抑えすぎると強いストレスを感じます。
それが原因で心身に不調が出てしまっては、結局貯金を切り崩して医療費に充てなければなりません。
それでは今までの貯金も節約も無意味になってしまいます。
自分にとって絶対に必要なものは無理に削る必要はありません。
例えば「コーヒーをいつも1杯この時間に買って飲む」とすると、無駄だと考える人は多いと思います。
でも「いつもの時間にコーヒーを飲まなかったから頭がスッキリしない」と悩んでしまったら、コーヒーはやめない方が良かったとも言えます。
自分にとって価値のある物は、固定費として考えてしまっても良いかもしれません。
「本当に必要なもの」、「そこまで必要ではなかったもの」、「必要だけど量の調節が可能なもの」を節約の中で選別していくのも、貯金の第一歩ではないでしょうか。
数千万円の貯金は万人に必要ではない
最近は特にメディアの煽りがあって不安に感じている人も多いようです。
住んでいる地域によって物価は異なります。
また、数千万円もしくは数億円の貯金も必要と言う方は、それなりの収入で生きてきた方が多いです。
地方で暮らす「低所得者」とは、お金の扱いが根本的に違うので参考にはなりません。
「月10万円貯める方法」とかよく目にしますが、手取り15万円として10万円貯金したら1人暮らしだと死んでしまいますよね。
無理して「貯金」だけに集中してしまえば、最悪使う前に死んでしまう事も考えられます。
ただ、ある程度貯金があると言うのは精神的にも安心できます。
無理をしすぎず、月1万円からと言う感じで、出来るところからスタートするのが続けるコツです。