金魚の餌は少なめでOK【量と頻度】
金魚の飼育はかれこれ20年以上。こめです。
現在はリュウキン2匹とコメットとリュウキンのミックス(生まれも育ちも我が家)3匹です。
ペットショップで廃棄されそうになる子を引き取っているので、基本ヒレが変形しているとか、ちょっと形が違う子ばかりです。
形がちょっと違っても、健康で大きな病気もせず、平均10年は生きています。
飼育する上で気をつけているのは水質(水槽の汚れ)と餌の頻度です。
特に餌の量は水質と金魚の健康に影響してくるので注意が必要です。
金魚の餌は多すぎNG。毎日でなくてもOK。
金魚は与えるだけ餌を食べてしまいます。
餌の後、1度落ち着いて残す事もありますが、30分程度で全て食べつくしてしまいます。
少なくても問題ありませんが、与えすぎこそ死亡のリスクを高めてしまいます。
水質の悪化もありますし、リュウキンは転覆病になることもあります。
我が家の餌の頻度を紹介しますが、環境や飼育数によっても変わりますので、参考までに飼育環境を。
- 飼育数は3匹(3cm、5cm、15cm)
- 水槽は幅60cm幅
- 循環フィルター有
- 石あり
- 水草(人工)
- 蛍光灯・ヒーターなし
- 冷暖房なし
- 温度計設置
- 直射日光が当たらない
と言う、時期によってはなかなか過酷な環境です。ごめんね…。
時期によって餌の頻度が変わる
- 春・秋は3日に1回
- 夏は2~3日に1回
- 冬は1週間~10日に1回
上記を目安に与えています。
餌の頻度が変わるのは水温によって金魚の運動量が変わる為です。
ヒーター等で温度を一定にしている場合は年間を通して変化は無いかと思われます。
しかし毎日与えるのも健康を害する恐れが。
長期不在の場合など、3日程は与えなくても大丈夫です。
10日与えなくても大丈夫と言う話もきいたことがありますが、冬以外でそこまで放置した事がないので、常に与えないと言うのも…ちょっと気が引けます。
餌の適量と種類
これも金魚の大きさによって変わるので難しいところです。
3cm程度であれば「1匹1つまみ」を目安に与えます。
少ないようならもう少し多めに…と言う感じで様子を見ながら量を調節します。
餌のあと、一気に食べて一旦落ち着くタイミングがあります。その時に残っている餌の量が「少し少なかったかな?」と思う量が1度に与える餌の目安です。
餌の大きさもバラバラですが、小さい固体は大きすぎると食べられません。
大きい固体は容赦なく食べるので、1番小さい金魚に合わせて餌を選んであげてください。
ちなみに粉末は水槽がかなり汚れるのでオススメしません。粉末は稚魚の時くらいです。
ちなみに我が家はこれです。餌の量が少ないので1年はもつ。
浮上と沈殿がありますが、浮上タイプがおすすめです。
沈殿は餌に気付けない事があったり、石をつつくのが苦手な固体もいるからです。
慣れて来ると金魚が餌のタイミングを教えてくれる
冬の餌の頻度が1週間以上は少なすぎでは!?と思われるかもしれません。
我が家は冷暖房のない玄関に水槽があるので、真冬の水温は5℃以下です。ほぼ冬眠じょうたいなので餌を与えても反応しない事があります。
不要な時は不要、と金魚が示してくれます。
10年これで生きてるんだから問題ない。
長年金魚を飼っている方はお分かりですが、餌をくれる人を認識できる固体もいます。
嘘みたいですが、私以外が寄っても反応しないのが居るので、賢い子もいるのではと…。
人の認識はともかく、誰かが来ると餌がもらえると言う認識はできます。
お腹が空くと人の動く方に動いたり、水面で餌を要求します。
それを目安に与える、与えないを判断する時があります。
真夏は要求が激しいので連日与えることもありますし、真冬はチラッとこちらを見るだけで動かないので1週間以上空けることもあります。
金魚ってあるだけ食べるって聞くのに我が家の金魚は普通に食べない。あと昼寝してる。
餌の時間や合図を決めると金魚も反応しやすい
餌の与えすぎ防止には、餌の時間設定も対策になります。
我が家では、餌の時間は朝6~9時までの間。その時間を過ぎると与えません。
時間を週間にしておくと、金魚もある程度の時間まで貰えないと「今日の餌はない」となんとなく気付いてきます。
「金魚が寄ってくるので餌を与えてしまう」なんて方は、時間を決めるようにすると金魚も習慣を覚えてきます。
最初は「かわいそう」と思うかもしれませんが餌の与えすぎの方がかわいそうです。
金魚のためにも餌の量は控えめにしてあげましょう。
餌の時に音を出す事もオススメです。
私は餌の前にガラスカバーを3回指で叩くのですが、繰り返すと時間帯と音で「餌だ!」と認識するようになります。
寝てた金魚も目を覚まして食べに来ます。(長年飼っていると寝てる時と起きてる時がわかります)
餌の量は少なめに、金魚の様子を見ながら調整もできる
環境にや個体数・大きさよって餌の頻度、量がかわりますが、長生きさせる為には与えすぎないことが重要です。
金魚は病気になった場合、専門医がほぼいない、特効薬などがない等、問題もあります。
ただ水槽を用意して餌を与えれば良いと言うだけでは、長生きさせてあげることはできませんし。
命に対して最後まで責任を持って欲しいと言うのが私の意見です。
餌を与えなくても毎日水槽を除いて状態を見るのも大事です。
水槽の掃除もカルキ抜き等を含めると6時間はかかる重労働になります。
その辺りも面倒だと思わずに、どうか大事に飼育してあげて欲しいです。
何を揃えたら良いか分からない人はセットを飼った方が無難です。
我が家は人工水草に産卵したので問題ないです。