気付いたら周りから人が居なくなっている人の共通点【人間関係が上手くいかない】
職場を転々としている人の「職場の人間関係が上手くいかない」と言う話を聞きました。
悩んでいる様子ですが、共通点があることを見つけられていない場合が多いです。
義務教育や学生時代は、自分に非がなくてもターゲットにされてしまう人間の心理があるので、環境を変えてしまうと解決する場合も多いです。
しかし自分で環境を選べる年齢になって、そうしても「上手くいかない」と思うのは自分に非がある所を認めることも大事です。
相手の話を聞いているかまず振り返る
どの職場やコミュニティでも、距離をおかれる人の共通点として「話をきかない」が挙げられる事があります。
今この文章を読んで「ちゃんと聞いてる!」と思ってしまった人は注意が必要です。
「自分は出来ている」と思っている人ほど、出来ていないことが多いのです。
自分が出来ているかどうか、頑張っているか、努力しているかを決めるのが「自分」と教えてくれた人はいたでしょうか。
努力も結果も、自分でない誰かが認めてくれた事で初めて「そうである」と言えるものでもあります。
自分を改める、見つめ直す事が出来ない人ほどコミュニティで浮いてしまいます。
「どうしてだろう?」と言いながら、無意識で他人に非があるように考えてしまう事があります。
自己肯定も大切ですが、自分自身を知ることがまず先ではないでしょうか。
距離を置かれる「話を聞かない人」の共通点
一言で「話を聞かない」と言っても、実は様々だったりします。
特に多く聞かれるのが最後まで話を聞かずに、相手の言葉に自分の言葉を重ねて話すタイプです。
特に相手が説明をしている場合が多いのですが、話の途中で「じゃぁこの時はどうするんですか?」「あの時は違いましたけど」と自分の意見を述べてしまいます。
これは癖になっている人は気になりませんが、話している人だけはなく聞いている人も相当な不快感を抱いている場合があります。
操作方法やミスの指導などの場合、こうして割り込んで話すタイプは同じ間違いを繰り返す傾向があります。
相手の指導を最後まで理解する前に、自分のその場の疑問だけを解決しようとするので、根本を理解できていないからです。
指導や注意が一向に改善されず、周りから距離をおかれるという状況になってしまいます。
また、自分の意見を主張しすぎるのも、距離を置かれる理由の1つです。
会話に割り込む事はありません。
しかし、次に来る言葉が「それは違う」「だけど」「そうは言っても」と相手を否定するものになっていないでしょうか。
自分の意見を持つことは大事ですが、相手の意見を否定する権利は誰にもありません。
100人いたら100人の考えがあって当たり前です。
全く同じ思考や価値観は人間にはありません。
自分の意見を否定される事を否定される事を快く思う人はいないでしょう。
相手の意見が自分と違っても、まずは「そうだよね」と肯定する一言を添えて意見を述べるだけで印象が変わります。
お喋りが好きで、ずっと自分が話している人も距離を置かれがちになる事があります。
会話の中で、多くても自分と相手の言葉の比率が半々になるくらいが丁度かもしれません。
何故「話をきかない」だけで距離を置かれるのか
- 会話に割り込んで言葉を重ねられる
- 自分の主張ばかりで他人の意見をきかない
- こちらの質問や会話には答えずに自分が話したい話題に会話を変えようとする
こんなタイプは「話をきかない」と言われます。
無意識で自分が中心と思っている部分があるのが共通点です。
自分が正しいと思うことも大事ですが、相手を蔑ろにしてしまっている事も事実です。
人間の心理として、自分を知ろう(受け入れよう)としてくれる人は嫌悪の対象になりにくいのです。
しかし質問ばかりで露骨に相手を知ろう、情報を得ようとすると、嫌悪の対象になる事があるので注意が必要です。
悩みがある時は、自分の話をしっかり最後まで聞いてくれる人を頼ります。
そういう人の方が的確なアドバイスをくれるのは、相手を理解しようとした上で相手の状況などから判断して自分の意見を述べてくれるからです。
相手の思考の中心が自分になっている事に、無意識に安堵しているのです。
好感の持てる営業マンは自社の売込みをして来ません。
相手の事を調べた上で来社、更にはもっと相手を知ろうと質問をして来ます。
その中で相手の悩みや目的を知り、自分ができるアドバイス(商品提案)をしてくれるのです。
営業先も、相手が自分に興味を持ってくれていると知ると、対応を柔らかくしてくれる事が多いです。
仕事だけでなく、友人関係であっても、まずは相手を尊重する事ができなければ、人間関係の溝は深まるばかりです。
人間関係が悩みなら人間関係の少ない環境を選ぶ
職場など、人間関係でトラブルになるのなら、自分で環境を選ぶべきです。
ある一定の業務だけを淡々とこなす仕事は探せばあります。
会社が合わないなら会社にいる必要はありません。
今は日本でもフリーランスの方が多く居ます。
好きなことをするのではなく、嫌なことをしない精神で生きて行くと気が楽です。
ただ、嫌なことを何もしないとすると本当に何もしなくなるので、嫌な事の順位を1~3位ほど考えて、それを避けて生きていくやり方がオススメめです。
誰かと一緒に仕事したくないと言うなら、何処かの会社に所属していても在宅のみの勤務にするとかですね。
ただ、これからAIやロボットの時代になって、仕事が減ったとしても人間は人間と関わって生きていきます。
ライターやブロガーとして、比較的人と接する機会が少ない職種もありますが、そこには読む「相手」がいる事を忘れてはいけません。
買い物に行っても、対応の悪い客にはそれなりの対応をする店もあります。それは立場を置き換えてみれば、人間であれば当然とも言えます。
自分1人で生きていける世界はきっとどこの国にもありません。
自分が生きやすくなるためには、相手を尊重する事がまず大切です。
その一歩が「相手の話を聞く」ということではないでしょうか。